IT戦略は、下記と想定されます。
◆ITを使用して競合に対する目的(優位性確保や差別化など)を達成するための計画
【前提】
IT戦略は「IT」と「戦略」の文字を含むので下記を前提と想定します。
IT(情報技術)はコンピュータやインターネットを利用する技術を想定します。
①「IT」の文字を含むので情報技術を使用する
②戦略の文字に「戦」を含むため、想定する相手と、目的がある
③戦略の文字に「略」(はかる)を含むため、計画的な要素がある
戦略の必要性については、下記のようなものがあると思われます。
・規模や状況に応じて、戦略が有効な状況もあれば、
試行を繰り返すほうが良い場合もあるかと思われる
・挑む場合は勝算をもって挑むべき
・挑んでくる相手は勝算をもって挑んでくることが多い。
迎え撃つ側は策があっても厳しいかもしれないが、無策であればなお厳しい
【概要】
IT戦略は目的達成のため、下記のうち(1)~(5)を行うことと思われます。
(1) 状況の把握
(2) 方針と具体的な目標の決定
(3) 課題の抽出
(4) ITを使用した方策と資源配分の決定
(5) 計画
(6) 実行
(7) 結果の評価
(1) 状況と課題の把握
フレームワークなどを使い、可視化を行うことで把握が行いやすいです。
・現在の状況をつかむ(AsIs)
周りの状況および、自らの状況をつかむ(SWOT分析等)。
(2) 方針と具体的な目標の決定
・目標をつかむ(ToBe)
目的をつかみ、方針を定める。
そのためには元となる理念をつかむ。
目安となる目標を定める。
目標の元となる成果の指標の設定。
(3) 課題の抽出
・現在の状況と目標とのギャップをもとに、課題を抽出する
(4) ITを使用した方策と資源配分の決定
・ITを使用した課題への対応策を複数出す
業務のシステム化による効率化、ITを使用した新規ビジネスモデル、既存システムの刷新、システム間の連携や統合による効率化、回帰分析などの統計や機械学習等の予測の利用 など。
使用する機能、技術やサービス、ソフトウェアなどの構成要素も考慮。
・対応策を絞る
適合性(費用対効果等)・実現性(難易度等)・受容性(組織に受け入れられるか等)を比較して判断
・リスクの抽出
環境の変化、セキュリティリスクなど
・資源配分を決める(人・モノ・金・時間)
(5) 計画
・工程やスケジュール、工数、成果物等を決める(WBS等を使用)
(6) 実行
・実際に実施
・進捗や問題の対処、軌道修正
(7) 結果の評価
・目標が達成できたかを評価
・次の戦略に活かす